当て布をしまくってもはや別物になりつつあるジーンズ。まだ直します!
あて布の合間が破れてきた!修理を重ねたジーンズ
自家製ダメージジーンズ(というか劣化)を履きこなす?oxygentuki(@oxygentuki)でございます。_
修理を重ねてきたジーンズ。しかしながら、いくら修理を重ねてもやはり諸行は無常!次々と破れていくのが衣類の定めよ…。
破れたジーンズを自分でリペア。男の裁縫。 – 坊主生活
今回はなんと当て布と当て布の間が破れる、生地と当て布の間が破れる、というなんともイタチごっこ的な、もう本体が限界じゃないのかとも思える破れ方をしてきました。
ちょっとわかりにくいですが、各当て布の間が破れています。
そろそろ買い替えモードじゃない?(古!)とも思いましたが、やれるところまで行きたいよね、と思い直していつもの修理をしました。
いつも通りに当て布を破れたジーンズに縫い付け
やることは毎回一緒です。今回も布はかつて無印良品で売っていた、「多用布」。厚みがあって柔らかい、麻製の生地です。
もう少し色や模様に凝ってみると、ファンキーなジーンズになるでしょうね!「僕はまだまだ自分自身をさらけ出せないよね…」なんてことを考えながら当て布を切り出します。
当て布を縫い付けます。うずまき模様に縫うと速い!?
ミシンのテーブルを筒縫いモードにして、脚のところを縫います。
直線縫いで、ガガっと当て布を横切り、返し縫いでバック。ジグザグと縫っていきます。
今使ってるJUKIのミシンは前進は超速いんですけど、返し縫は普通に遅い。この返し縫いがもっと速ければなあ…早く終わるのに…
そこで今回は、ポケット周りなどジーンズを回転させられる場所は「うずまき模様」で縫うことにしました。つまり前進だけで縫うのです!そうすれば早く終わるぜ!
しかし実際やってみると360°回転はムリでした。
- 一辺縫う
- 90°回転
- 続きを縫う
- 90°戻す
- 返し縫いでバック
- 90°回す
- 返し縫いでバック
- 繰り返し
でないと袋状になったポケット周りは縫えないのでした。一気に終わると思っていたのに残念。まあそれでも結構スピードアップはできたと思います。
仕上がりはこんな感じ。意味深な模様になって、いい感じです!
修理完了。生まれ変わっていくジーンズ。別素材に置き換わりつつありますがまだ履けます
というわけで今回もご修復あいなりました。
もはや前半分はほとんど擦り切れて、別の素材になってきています。人間の皮膚とか、生き物ならこんな感じで、細胞が生まれ変わって、生き続けることができるのでしょう。
モノはそうはいかない。手をかけ続けていくか、交換していくか。できる限り手をかけて、長く使っていきたいなとは思います。
生き物と、モノとの違いをしみじみ感じながら終えた修理でした。