育児休業は事前の知識と社労士に事前相談が大事!育休を一度断られた話

 

世の中は「イクメン」推し推し!と思いたいところですが、高度経済成長を経験してきた人たちには理解不能みたいです。

社長には育児休業を一度断られました。

育児休業を社長と直接交渉

どうも、育児休業で更なるイクメン化を図るoxygentuki(@oxygentuki)でございます。

育児休業の取得を上司と相談したところ、まあまあ理解してもらってる感触でしたので、取得も順調!と思っておりました。

そしたらある日上司から、「社長と育休について話し合ってほしい」と。

…え、管理職ってこういうことしてくれないの?嫌な予感しかしませんね…

因みに僕の勤務先は中小企業の「小」くらいのレベルです。

昭和的労働価値観と「常識」を押し付けてくる社長

さて社長との面談が始まりました。

僕「育児休業を1年間、取得します」

社「結論を言うと、それはダメ」

僕「え?」

以下、社長の考えを聞かされました。

  • 「必ず育休を取りなさい」というものではない。世間の取得率を見てみろ。大企業でも取ってる者はほとんどない。
  • 本当に休まないといけないのか
  • 会社にとって何のメリットがあるか
  • 週4日出勤できなければ辞めてもらう
  • 子育てを夫がするのはおかしい
  • 育休はいいとこどり制度だ
  • お前は労働者の権利を主張するが、義務(職務)を果たしていないだろう

…とまあ、これくらいのことを聞く耳持たずで言うわけです。およそ言ってはいけないことだらけですね( ゚д゚)ポカーン。

僕は育休の説明や社長の説得をしに来たんじゃなくて、育休取らしてもらうお礼とかご挨拶をする体で来てるのですけど…上司は何をしてたんだよ!説明してねーのか!謀ったな!シャア!

ケンカ別れで面談終了

これは話し合いにならない…という気持ちになってきました。

コチラの話など聞く気が(最初から)ありません。言いたいことを言って帰ろうとする社長。その背中に

「どうしたら社長が理解してくれるのか、(労働局と)相談をしてきます」

とだけ伝えて別れました。

「(誰かに)相談したってアカンぞ!」
と去りながら社長は言ってましたけど。

誰に相談するかわかってなかっただろーなー。

 

翌日になって態度急変の社長。自益があることがわかったみたい

翌日。

社長から直で電話が掛かってきました。

社「社労士と相談した結果、育休を認めてやる」

なんぼ上からやねん…と思いながら

僕「ありがとうございます(棒読み)」

あとは引き継ぎ関係の話がありまして、なんとか育児休業が取れることになりました。

 

…なんとかって何だよ!

育休申請時の注意点。断られる可能性を頭に入れて

というわけで、育児休業の申請において、注意するべきところを上げます。

社労士に相談しておく

実は社長との面談の前に、社労士さんと話し合いをしてありました。偉いさんは制度や法律を解ってない可能性があります。今回の件では社労士さんが社長に説明してくれたみたいです。前もって言うといてほしかったけど…

…多分社長は「社会保険料の会社負担免除」や、労働局からの勧告のことを知らなかったから、社の損失ばかりが気になったのでしょう。

高齢の上司、オーナーは無理解の可能性がある

高度経済成長を知る人や、ワンマン社長は、「仕事>家庭」「家事育児は女性の仕事」の考えを持っている可能性があります。ここは折れてはいけません。
さらに、管理職が逃げる可能性があります。間に挟まれるのが面倒なのでしょう。「義務」はどうした!

 

面談は録音しとこう

今回は1対1の面談だったので、第三者がいませんでした。超危険な状態です。言った言わないになること必至。
そこで予め、「記憶だと曖昧になるので録音をさせてもらいます」と伝えて、会話を録音しました。

これを持って労働局に行くつもりだったんですが、使わなくて済みました。

なんであんなに言われたんやろ?八つ当たりか?

会社は守ってくれない。労働者は制度や法律が守るもの

 

この件でつくづく思いました。

育児休業は

  • 事前知識
  • 社労士への相談
  • 労働局に持ち込める態勢

が大事です!あと折れない態度ですね。自分の力で説得ができなくても、後押ししてくれる制度を利用して育休取りましょう!労働局や社労士がきっと力になってくれます。相談に行きましょう。

とにかく、この制度を作ってくれた先輩方のご苦労に、ただただ感謝する次第です。

 

上司やオーナーは当てにならん!