蛍鑑賞会@我が家

今年も蛍の時期になったので、家の裏の水路にて家族で鑑賞会をした。

水棲生物用に特別何かしてある川でもない、単なるコンクリの農業用水路。
その脇に雑草が伸びまくっていて、蛍たちにとってはいい感じになっているみたいだが、
こんな人工的なところでも居るというのは、カワニナの話とか聞いてる身には不思議に感じられる。

店舗照明が良く届く我が家から遠ざかるように歩いていくと(なんでこんな遠くまで届く照明が必要な
んだ?)、茂みが深くなるところでぽつぽつと光っている。

いつもはギャーギャーと闘いごっこをして、おもちゃを取り合う子どもたちも、蛍に対してとてもやさしい。小さい生き物だからか?光るからか?デリケートな生き物だと知っているからか?

そっと見守っている。

こんなふうに蛍が来てくれる環境を守っていきたいな、と思う。
きれいな水や、静かで緑ある場所、思いやる心…どんな取り組みが必要だろうか。
蛍鑑賞はこういう思いを新たにする機会でもある。

一方で、蛍だけ特別扱いというのも変だよなぁ、とも思う。
こういうところは人間の考えが、好きな相手にしか向けられていないという頼りなさを思い知る。

この日は7匹ほど見ることができた。

ちなみに虫嫌いの長男は、蛍であっても「気持ち悪いからやだ」と言って出てこなかった。

ある意味分け隔てなく平等に接している。