ガラケー充電器が本体から抜けないときの取り外し方&再発防止のコネクター補強技

充電器も長年使ってると一筋縄では外れない。なんとか外せたので、再発防止もやっときました!

重宝していた道具がいきなり我々を苦しめる存在に変わる

「ガラケーの充電器が取れなくなった!なんとかして!」
と、僕のところに依頼がやってきました。
なんとなく、「コネクターに抜け止めがあるから、それが動かないんだな」と予想がついたので直すのを引き受けましたが、さて、そいつが動かないのはなんでだろう?
「もうガラケーはあかんのかなぁ。古すぎるってことか。」「なんでこんな壊れるような、抜けなくなるような構造になってんのよ!」
なんて持ち主がぼやくのをなだめながら、コネクターの構造を確かめることに。

充電器のコネクターを割ってみて、構造を確かめる。ネットの情報を頼りに取り外しました!

ガラケーの充電器は、コネクターの左右にあるボタンを押して、抜く動作をするんですが、このつまみがうまく動作してないのが原因と思われます。
でもなんだかコネクタもボタンを押すごとに割れてきているような?
まずは抜けなくなったコネクターのネジを外して、中の構造をみます。 oxgtk1034
銀色に光る、金属部品を発見。これが抜け止めの部品か?ではこれを左右から押せば抜けるはずだ!と押しながらコネクタを引っ張るも、取れない。
あれ?あれ?と押してる間に、金属部品が曲がってしまいそうな感じに。
んんー、お手上げか…
ここはgoogle先生に構造を聞いてみよう。こちらの記事を参考にさせてもらいました。携帯本体から抜けなくなった携帯電話充電器の取り外し方|ぐみきゃんデイ evolution
解説通り、中の金属部品を、抜け止めを押し下げる動きで、押してやれば外れました!

どうやって抜け止めが動くのか?部品を観察

oxgtk1035 なるほど、左右のつまみを押し込むと、抜け止めを押し下げる動きになってるんですね。自作の薄いメモ帳に図を書いてみました。アブラサスの薄い、保存するメモ帳をボール紙で自作。★|坊主生活
oxgtk1036  左右からの動きが、上下の動きに中で変わっている。
左右からボタンを押し込む(緑の矢印)と、金属部品の斜めのところが押されて下がり、抜け止めも下がって引っ込む、というつくりですね。
今回はこの押されて下がる動きの反発力にコネクターが耐えられず、開いてしまって動かなくなっちゃった→取れなくなっちゃった、ということのようです。
組みなおして動かすと、このとおり、開いてしまいます。 oxgtk1038

結束バンドでコネクターを補強して再発防止

さてこのままでは次回に抜けない事件が再発するだけなんで、コネクターを補強しておきました。 oxgtk1037
といっても結束バンド(インシュロック、タイラップ)で外側を縛るだけ。これで開かなくなるので大丈夫です。向きだけ注意しとかないと、カリカリいう部分が電話機にあたって差し込めないです。
これで充電も、取り外しも大丈夫。今後も使い込んでいってほしいと思います。

今日の一品

ダメになったら買い替えですね