さあいよいよ壁に珪藻土を塗ります…といいたいところですが、専用道具がたくさんいるのです。僕がプロからアドバイスをもらって選んだ道具を紹介します。 初期投資がちょこっと必要です。だからたくさん塗って元とりましょう(゚∀゚)。
プロの作業場を見て、壁塗り道具を選び買いそろえる
壁塗りには専用の道具が要ります。マニュアル本とか見れば何が要るのか載ってるとは思いますが、僕の場合、母屋のリフォーム工事に来ていた左官屋さんの道具や、仕事の様子、養生の様子を見て真似しています。学ぶの語源は「真似(まね)ぶ」といいますからね!また、直接左官屋さんから道具は何が必要か訊きました。我ながらナイスな学びでありました。 以下、僕がそろえた道具を紹介します。
これぞ左官仕事の主役道具 。「鏝(こて)」には投資せよ!
左官道具といえばこれだ!こいつで材料を壁面に塗りつけていくのです。左官仕事は基本下塗りしてから、上塗りの2回塗りでやっていくんですが、その中で3種類を使い分けてます。
下塗り用の鏝(こて)
この鏝は「中塗り用」と書いてますが、珪藻土の下塗りに十分使える、固く、しなりのないものです。 上塗り用では性質が異なり兼用できないので諦めて買いましょう。
上塗り(仕上げ)用の鏝
軽量で、しなりがあり、塗った表面を滑らかにできます。プラ製もありますが、ステンレス製が感触が良くおススメです。 これが一番高価な道具になると思います。…でも高い道具だと楽に、速く、美しく仕上げられますよ!腕前のない素人は特にここへ投資すべきです!
小さい仕上げ鏝
小回りが利き、軽く、狭いところを塗れます。また、ごく小さい修正箇所を直すのにもやりやすい。でかいやつだと動かすにも疲れますからね。こちらも仕上げ用の薄いステンレス製。
通販リンクを貼っといてから言うのもなんですが、こては実物を見て、重さ、大きさとかが自分に合うか、見比べるのがいいと思います。
鏝(こて)板
絵の具のパレット的なアイテム。まずこれに壁材を載せて、こてですくって塗ります。 プラスチック製の軽量なものが売ってます。でかいと沢山持って移動できるので補給に戻るのを減らせますが、こぼすリスクや重くて疲れる、などがあるので一長一短です。
壁材を混ぜる道具…電動工具とヘラ類
珪藻土は水と混ぜ合わせ、ペースト状にして使います。これを混ぜるのには電動工具が必須です!手でこねてたらそれだけで日が暮れます。他にも道具いろいろいります…。
電動ドリル
うちにある木工用の物を使いまわしました。できればチャックが金属製、昔ながらの工具で締めるタイプのものがしっかり取り付けられていいと思います。手だけで締めるタイプは使えなくはないですが緩みやすいです。
撹拌棒
…棒の先についたプロペラ状のもので壁材と水を混ぜます。写真のものに別売りのシャフトをつけました。でもこれドリルを止めた時に慣性で緩むんですよね…もっといいのがあるかもしれません。
バケツ2個
壁材をこねるための入れ物と、道具洗い用の2個。
おおきなスコップ
こねた壁材をすくってこて台に乗せる役です。僕は100均で買いました。頑丈かつゴムベラが入りやすい形を選ぶと、壁材の無駄もなく掃除がしやすいです。
ゴムベラ
道具やバケツについた壁材をかき落とし、道具洗いを楽にします。また、かき集めてもう一度塗る用にすることもできる。少量の壁材ならこれでもこねれます。
ひしゃく
…壁材の袋から粉状の珪藻土をすくう。これも100均で十分。
ポリタンク
水を入れておく。バケツでもいいかもしれないけど運びやすいしつまづいてひっくり返すこともないのでおススメ。
室内を汚さないための養生グッズ
ブルーシート
水をはじくものがよい。歩き回るところすべてに。
段ボール
衝撃吸収性もあるし、吸水性もある。バケツ下に敷いたり、道具置き場に。
新聞紙
水の脅威がないところ、壁の真下などに何重かにして使う。意外と壁材の水分が染みてきます。
マスキングテープ
養生材の貼り付け、柱との際に。太さが大小あると大テープだけで養生できる時もあって便利。
養生テープ
ブルーシートどうしや段ボールなど大型養生材の固定に。
マスク
珪藻土を吸い込むとしばらくのどが痛くなるので、防護します。それでも吸い込むので、壁材の粉はなるべく顔を背けて扱ったほうがいいです。
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道具洗い用。
雑巾
道具拭き上げ用。またはこぼした時用。 結構いったな…壁塗り専用の道具だけでも10000円強かかります。 しかしうちはほとんど塗り壁なので、今後も出番があるでしょう。元はとれると思います。
使いたい人にレンタルしてもいいですね。
さあ今度こそ壁塗りの様子を書きます!
今日の一品