部屋に運んできた机をようやく掃除して、使い始めました。
掃除って…なんでか腰の重い作業でしたね。なんでだろ?
また、この机のルーツもわかってさらに思い入れも深くなりました。
もらったまま手を付けていないデスクを掃除します。
父から譲り受けた…というか、放置されていたデスクを自分用にマイルームに持ってきました。
さすがに何も掃除もしないまま使うのはちょっとやだなーと思ってたので、長らく引き出しを封印して、パソコンデスクとして使っていましたが、ようやく時間を取って引き出しを開ける覚悟ができました!だって何か出て来たら怖いじゃないですか…
およそ50年以上前に作られた木製品とは思えないくらい程度は良かった
さっそく引き出しを全部抜いてしまいましょう。どの引き出しが何段目なのか、底にチョークで書き記されていました。
全部同じように見えて、実はそれぞれの段に合わせて微調整がされているのでしょう。古民家の和室の襖や障子と同じですね。これがとてもよくできていて、信じられんくらいスムーズに引き出しが滑ります!過度に重たいものを詰め込んでいなかったとか、直射日光ガンガンのところじゃなかったとか、いい条件で使われていた(むしろ使われていなかった?)のかも知れないですね。持ち主は憶えているでしょうか。これを手箒で掃いて、硬く絞った雑巾で拭き、仕上げに和ろうそくを塗って滑り剤にしておきます!
表面の劣化が激しいので再塗装もしてみたい
中や天板にはインクがこぼれた跡や、紙が張り付いてしまったあともあります。天板については塗装の劣化もひどいし、剥がして塗りなおしたいなと考えています。ニス?ラッカー?オイル仕上げ?どういうのがいいんでしょうか調べてみます。板が割れている部分の修理は…やめとこうかな。キレイにできる自信がない。そこだけ新しい色になってる、なんてことの無いように、慎重にキメたいところやな~。あとは整理整頓をバッチリやって、いいデスクに仕上げたいと思います!
刑務所で作られた家具でした。現代なら通販でも手に入る
父にこのデスクがどこからやってきたのか聞いたところ、刑務所で服役している人が作った品物だということでした。刑務作業というものだそうです。
刑務作業は、刑法に規定されている懲役刑の内容であるとともに、受刑者が改善更生し、円滑に社会復帰するための重要な処遇方策のひとつです。 受刑者に規則正しい勤労生活を行わせることにより、その心身の健康を維持し、勤労精神を養成し、規律ある生活態度及び共同生活における自己の役割・責任の自覚を助長するとともに、職業的知識及び技能を付与することにより、円滑な社会復帰を促進することを目的として行われております。
上記リンクでは製品の通販もあります。それにしてもこれは狂いも少ない高品質なデスクです。丁寧に作ってくださったんでしょうね。
また簡単には手放せない理由ができた気がします。