築85年古民家の建具再生。ガラス戸をネジ止めでなおす。

ガラス戸がバラバラになりそうなので直しました。
木組みがまだしっかりしていたので、部分的にネジ止めすれば直せました。  

 

マンガのような壊れ方をするガラス戸

一見障子のような細かい木組みで作られたこのガラス戸。

開けるのはいいのですが、閉めようと枠を引っ張ると、

すぽっ

と枠が抜けます。よくドアを開けようとして取っ手だけ取れるアレです。

幸いバラバラになりませんでしたが、不便すぎるので修理します。

 

材が割れないように下穴を開けてネジ止め

 
 

空中分解しないようにそーーっとガラス戸を取り外します。
本当に障子の紙の代わりにガラスがついているような、枠にガラスが載っていて周囲を木で押さえてある作りです。

この押さえの釘が折れ、効かなくなっている…ネジで留め直しだ!

まずはドリルで下穴を。木ねじとはいえ直でねじ込むと木が割れると推測。
注意深く手ドライバーでネジ止めしておきます。

木枠の方は、コーススレッドを使って留めます。

コチラも下穴を開けて木割れしないようにします。

インパクトでゆっくり、ハンマリングしないように締めます。割れそうだし…。

 

数カ所ネジ止めで復活。先人の技術はすごい

  そんなわけで無事修理完了!

ガラスのガタはありますが、スムーズに開閉し、全く問題なく建具として使えます。

修理は必要でしたが、こんなに長持ちするなんて先人の技術はすごいなぁ。

 

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  しつこく再登場ですが、工作、修理にほんと便利。作業が速い。