前向きな言葉を発したい

先日、社外同業者の集まりの席で、ベテランによる業務の相談タイムがありました。
僕も仕事上の参考にしたいと思ったので、その様子を本人の了承を得て聞かせてもらうことに。

察するに、講演する講師代を値切りたい、という相談話のようでしたが、「値切る」ということに抵抗があるようで、回りくどい、核心を突けない話が続いていました。

最後にベテランの方が、質問者のはっきりしない様子を気にして一言。

「みんなこの事業をよいものにしたいという思いは一緒。目指している方向は同じなのだから、遠慮して主張を引っ込める必要はないよ。」

なんというクサい台詞だろう!と驚きました。でも、停滞感に満ちた場の空気が、パッと一気に澄んだ気がしたのです。
質問をしていた人はその一言で気持ちが前向きになったのか、キビキビと礼を述べて去って行きました。

相手の思いを感じ取り、自分の思いを堂々と伝えること。

僕もこんなクサくて前向きな言葉を恥ずかしげもなく人に伝えられる人になりたいです。