バイクをなんとか安くメンテナンスできないか?とお考えなら自力でやってしまいましう!オイル交換ならネジ一本扱うだけでOK!
モンキーのメンテナンス記録はなんも無しで半年経ってた
自宅整備士兼お坊さんのoxygentukiでございます。
最近モンキー何にも手入れしてないなー、そろそろオイルでも替えなあかんかなーと思って記録を見直したら、半年が経っていました。
エンジンオイル交換はクルマなら3000km毎、または3ヶ月毎なんていいますから、更に過酷にブン回ってる50ccのエンジン&ミッションには正直キツいんでない??(-_-;)
早速時間をとって作業開始です!
準備、買い物は全部で3500円くらい
まずは使うものを揃えます。
- 交換用オイル
- 養生用敷物…ダンボール
- 廃油処理箱(ポイパック、オイルパックリ)
- ブレーキクリーナー
- ウエス…家庭から出る古布でOK
- メガネレンチ17mm…オイルぬき取り口ボルトを開閉
- ドレンボルトガスケット
Amazonで合計3500円くらい。
一回のオイル交換は0.8リットル程度なんで、処理箱は何回か使い回せます。でもあまりに長年使うと中のビニール袋に浸透して染み出すので注意。
レンチは一生ものだし、ブレーキクリーナーも色んな整備で使えるので道具の出費はとても少なくできます。
何度でも言うけど養生は大事。自力の過信はあかん。
ダンボールを敷いて、モンキーをその上に停めます。
養生は大事だ!なぜなら
- 地面をオイルから守り、部品を砂から守る。
- 部品や工具が行方不明にならない。
結果的に作業が早く終わります。
「俺はそんなヘマしねーよ。養生なんてイラネ」
なんて傲慢に油断してると思わぬところでミスって後始末に追われます。
オイルだけに油断は禁物!なんつって。自力の過信はイカンです!
原付オイル交換。めんどくさがらないのが最短の道 – 坊主生活
道具を手元に集めておいて、抜き取る準備
エンジンを暖機しとくと、オイルが柔らかくなって抜けやすいですよ。
ドレンボルトを緩める前に、準備します。
まず要る物を手元に集めておくことがスムーズな作業には欠かせません。
ウエスや、外したボルトを入れる器、汚れを溶かすブレーキクリーナー、替えのオイルを手元に集めておきます。
処理箱を開けて、エンジンの下に置く…箱が排気管に当たらないように。
ドレンボルトを緩める時も、手が排気管に当たらないように気をつけましょう。普通に火傷します。
モンキーレンチは使うな!ボルトをダメにする
ボルトの大きさに合わせて、工具サイズが変えられる一見便利な道具があります。モンキーレンチです。
こんなの。
これ一本あったらええやん、と思うこと無かれ!
この工具はボルトと2点でしか接しておらず、しかも可動部のガタが固定力を損ねます。
合うサイズの工具探すのがメンドウな時に使いたくなりますが、それをやると高確率でネジ頭の角が滑って、工具が効かなくなり、更に外すのがメンドウになる可能性大です!
力の弱い仕事にはいいですが、僕はモンキーレンチではやりません。素直に合うサイズの工具を探します。メガネレンチやボックスレンチがいいです。
抜いたオイルを見て観察したり、後悔したり。
最初ぐいっと緩めたらあとは指でクルクル回し、取れそうになったら指にオイルがかからないようサッと避けます。
あーかなり黒いオイルになってますね…反省…
でも毎回マメに見ないことを反省しているような…
レベルゲージ兼注入口のキャップを開けてやると、オイルが早く出てきます。
ボルト外してからですよ〜
更に片足スタンドで斜めに立ってる車体を真っ直ぐに起こして、ダメ押しにオイルを抜きます。
ボルトを締めてオイルを入れたらおしまい
抜くなら最後の一滴まで…といきたいところですが、そんなのは無理なので垂れて来なくなったらドレンを締めます。
ドレンボルトのパッキンは傷んでいる様子もないので、再利用しました。
ブレーキクリーナーとウエスで綺麗に拭いて。
指でボルトをねじ込んで、最後に工具で締めます。
全力で締める必要は無いです。ちょっと力込めて「グッ」という感じで。
まあ全力で締めるネジというのは、クルマやバイクの中では普通は無いですね。
オイルはさっきのキャップのところから入れます。
入れたらキャップをいっぺん締めて、開けて、レベルゲージに着いたオイルの深さを見ます。
僕は大体目分量で入れて、レベルゲージの適正範囲になる程度のテキトーさでいってます。
ウエスに着いた、黒い方の汚れが古いオイル、明るい色の汚れが新しいオイルです。
最後にメンテナンス記録を書いて…日時と走行距離、作業内容を書いて、今後のメンテナンス時期を決めることに活用します。
自分で出来れば安く仕上がります
この作業で1時間程度。
オイル交換は最後の処分が大変なイメージですが、廃油処理箱があれば可燃ゴミとして出せる(自治体の規則による)ので、かなり手軽に、安価に作業できます。
ネジ一本回せればできるし、愛車に手をかけてやる…自分でやってみると満足度も高いですよ。