バイクのクラッチ滑りを疑う前に!チェーンを数mm調整すれば解決

バイクが気持ちよく加速しない…クラッチを疑うのも手ですが、チェーンのたるみが原因ならすぐ直すことができます。しかもたった数mmの話です!

症状…アクセル開けても加速が遅れる、ズレる。

寒くったって原付で…モンキーで走ってます。oxygentukiでございます。なんか最近モンキーの調子がビミョーにおかしくて。アクセル(スロットル)ひねっても、あれ加速が遅れて出てるよ
なんて状態で走りがちょっとギクシャクしちゃうんです。ちょっとの不調で走る楽しみがガクッと減ってしまいますよ。タダでさえ苦痛な通勤もさらに苦痛です。なんとか修理してやりたいと思うのですが、これは一体何故?

加速が悪い原因は駆動系…クラッチ?チェーン? → チェーンと仮定して進める

原因として考えられるのは、1.スロットル(アクセル)系の引っ掛かり
…空ぶかしして試す。軽くひねれるし、サッと戻る。異常なし。2.クラッチ滑り
…コレだったら大出費&大工事。考えないことにする。3.チェーンの伸び
…あり得る。というわけで作業が簡単で済む、「チェーンの調整」で様子を見ることにします。

チェーンに伸び発見。車軸を数mm動かして完了

スイングアームの真ん中辺りで物差しを当ててチェーンのたるみを見ます。

30mm近いたるみがありました。やっぱりチェーンが原因か。
ベンリィの場合は15〜25mmで調整していたので、モンキーもこれくらいに収めておきます。…あ、お決まりの文句ですが一応言っときます。
正確なたるみの適正範囲は自分で整備書など見て確認してくださいね!アクスルナットを緩めて…緩め切らないように注意。難易度を上げてしまいます。

そしてチェーンテンショナーのナットを左右均等に締めます。今回は45°くらい回しました。移動量は数mmってとこでしょうか。とっても微妙にしか動いていませんが、これで張りがでるもんなんですよね。そして物差しを当ててチェーンのたわみを見ると、20mmくらい。ほれ。
あとは規定トルクでアクスルナットを締めて終わりです。

チェーンのたるみを取って試乗…スキッと加速します!

さてこの結果、見事に加速が復活しました!スロットル開ければ車体がすぐさま加速してくれます。まさに人馬一体!…それはマツダでしたっけ?ちょっとの不具合でも苦痛になるもんです。意外と簡単なところが原因だったりするもんですから、出来るところをちょっとでも手を掛けてやると、バイクもしっかり応えてくれますよ!