モンキーエンジンを下す準備ができました。
こっから外して、載せますよベンリィエンジン!今日は下すときの話です。
僕のクルマいじり経験から得た整備のコツをお伝えします!
エンジンにくっついたままの「忘れ物」に注意
さて準備が整ったところで、外す作業を始めます。
ホンダモンキーにベンリィエンジン乗せ換え。その1 by坊主生活
実はベンリィのエンジンも自分で乗せ換えているので、その経験を頼りにどんどん外していきます。
- バッテリー。電気モノがショートしないように。とっくにカラになってるとは思います。
- 電気配線。エンジンに繋がっている配線のコネクタを外します。四角いのと、細い一本ものの2本ありました。バッテリの横にコネクタが集まっています。
- ガソリン配管。タンクからキャブに向かうホースと、キャブから車体に伸びているホースを外す。燃料コックを締めてから!
- アクセルワイヤーとクラッチワイヤー。キャブのてっぺんを開けて、スロットルバルブごと外す。クラッチワイヤーは引っかかってるだけ。
- エアクリーナーとマフラー。ネジやボルト、ナットを緩める。マフラー裏側にもナットあるよ。
- エンジンサイドカバーとチェーンカバーとチェーン。ベンリイ編参照のこと 過去記事by坊主生活
- スタンド。配線が来てるけど取り方が分からなかったのでそのまま横にどけておきました。
これだけかな?詳しいことはムック本とか、専門的なサイトにあります。
忘れ物があるとそいつがちぎれたり、引っかかってどこかが変形したりで時間と出費がかさみます!
とにかく時間を取られるのは嫌なので慎重に忘れ物がないか確かめておきましょう。
写真撮ってないので前回の使いまわしです…
取り外し作業では無理は禁物。5ー56を活用しよう。ネジ折れは悲惨ですよ。
僕の経験上、乗り物を分解するうえで注意点があります。
まずはネジのこと。
なんせ放置期間が長かったので、ボルト、ナットなどがさび付いてる、固着してる可能性があります。
「ぬん!」とパワーだけで外してやろうとすると、ネジ山がつぶれたり、やたら疲れたり、最悪は途中でネジが折れます。
こうなると復旧には膨大な時間と、高度なテクニックと、専用工具と、出費(これが最悪)がかかります。元に戻らないかもしれません。
…僕はこれでモンキーエンジンをダメにしました。
ネジが固着してそうだなーと思ったら
- 5-56を吹き付けてやる
- ハンマーで軽く叩いて衝撃を与えてあげる
- ネジを緩める、締めるをいったり、来たりして徐々に緩めていく
5-56は効きます!ほんとネジ折れは悲惨なので、古いものを触るときは慎重になりましょう。
取り外し作業では無理は禁物その2。ジャッキを活用しよう。ジャッキをスムーズに扱うコツは「押し」
今回はエンジンを下す際、油圧ジャッキで下から支えてゆっくりとおろしました。
こういうやつです。
下から支えとかないと、ドスン!とエンジンが落っこちるのはもちろんですが、その前にエンジンを吊ってるボルトが外せません。
ボルトがエンジンを支えてるので穴からボルトが引っこ抜けないです。
皿の載ったテーブルクロスを引っ張って、クロスだけ取ろうとするようなもんです。
…全然わかりませんね。
油圧のジャッキを下すときは、バルブのねじを緩めてやるんですが、その緩め方が雑だとドスン!と落ちてしまいます。
ゆっくりおろすには、ネジを押し込むようにしながら回すと、ネジの摩擦が軽くなって微妙なコントロールが効きます!
道具を活用してしんどくならない、安全なメンテナンスを心がけましょう!
ご安全に!
今日の一品
錆び付きには5-56が間違いない。ケミカルがあると作業がほんと楽になります。いい時代になったものだ…
より隙間にしみ込む高性能版がでているようです!
フロアジャッキがあると車のタイヤ交換にも使えます。人を持ち上げて遊ぶのは定番ですね。
バイク、車をいじる人に。ホムセンで手に入ります。
マニュアルを見ておくのも大事ですね。
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