ふんどしを普段着にすべし!ふんどし歴5年目が良さを語ります。

ふんどしを普段着にしています。変態ルックの代名詞のようなふんどしですが、実際に使ってみる&作ってみると健康的で、エコな下着だって分かりました!その良さをお伝えします!

節約から始まったふんどし生活。確かに安上がりだ

すっかりふんどしの人のイメージが付いた?oxygentuki(@oxygentuki)でございます。

 

早いものでもう5年目。もうパンツ生活に戻れないほど、ふんどしが馴染んできていますが、元々、このふんどし生活は妻の趣味…いや、節約対策だったのです。

晒(さらし)のロールを買って、切り出して、縫い合わせれば完成。直線縫いだけでできるしね。簡単につくれますから、ミシン初心者の練習にもいいでしょう(?)。一着100円程度で作れるそうですよ。衣料費が自己負担な僕にもぴったり。

最近着けているふんどしは、お気に入りの手ぬぐいを改造して…といっても腰ひもをつけるだけ…というお手軽版。これで一気に製造が楽になりました。ちょっと洒落を効かせた手ぬぐいを使ったりしたらば、ますます愛着の沸くことでしょう。これなんか最高ですね。もう手に入らないかな?

無印の手ぬぐいをリメイクしてふんどしを作る。 – 坊主生活

手ぬぐいなので洗濯してもすぐ乾きます。手洗い&手絞りでいいレベル。

実は健康によいふんどし。通気性と締め付けの無さが体に良い

ふんどしの形、というか必要なパーツは、

  • 腰ひも

の2点だけ。ミニマル&エコロジーなのはもちろん、これが体を締め付けなくて楽なのです!血液とか、体液の流れを邪魔しない。

ひもなので締め付け具合は無段階調整が効きます。といってもひもは伸縮しないし…逆に締めすぎて苦しいのでは?と心配しますよね?

立った姿勢で腰ひもを普通に結べば、意外と立ち座りで苦しい、ということはないです。ゴムだと逆に立った姿勢でも締め付けがありますよね。

腰だけじゃなくて股もゆるーくしておくと、通気性があっていいです。男性の股間は空冷しておくのがいいそうですよ。だから「ぶら下がってる」んですね。

寝るときなどは少し緩めにしておけばリラックス度合いが増します。まあ僕なんか普段から緩めですけどね!要は衣服にアレやコレやがくっつかなければよいのです。

見られたら恥ずかしいんじゃないの?という不安。しかし医療現場ではふんどしは常識!ただの和装です

「ふんどし履いてて病院に担ぎ込まれたら恥ずかしいだろうな…ICUで服を切られて、ふんどしだったら見た瞬間絶対吹くでしょ」

なんて思っていた時期が僕にもありました。しかし妻のお友達の看護師さんいわく、

「ふんどしだと処置が楽になるからむしろ歓迎」

ですって!

医療現場では患者の下着に「T字帯」というのを使うそうです。ふんどしに似ています。

なるほどこれで堂々と救急車に乗れるというものです。

…でも夫のふんどしのこと友達に言っちゃうんだね、とは思いました(笑)。

ふんどしのことは家族内(ときに外にも)にもオープンな話題になっていて、子どもたちの間でももはやネタ扱いです。キモがられることはありません。ここでは家族の仲良さがポイントですね。

温泉やプールの更衣室や、脱衣所なんかも最初恥ずかしかったですけどもう平気です。ふんどしはただの和装だ!と思うようになりました。浴衣や甚平みたいなもんです。どうです?あなたも着れるきがしてきたでしょ?

不便さはないか?トイレはどうするの?

もう一つの心配事はトイレのとき。股の布をどうすりゃいいのか?僕も最初は悩みました。地面や床に付いたらどうしよ!なんて不安になったものです。でも大丈夫。失敗はありません。

小の場合

股の布をちょっと横によけて「顔」を出してやればOKです。これが最高に便利。速いです!

特に近年流行りの、便座に座って小だけ、のときなんかズボンだけを下せば良いので楽ですね。あと、当然かもしれませんが、和装との相性がいいです。着物の裾を開いて、股の布を横によける。横動作だけでいいので簡単なのです。お坊さんにおススメですよ!

大の場合

ズボンを降ろして、股間の布を掴み、シュルッと引き抜きます。それを腰に巻いて落ちないようにして、用を足します。ワイルドに肩に掛けてしまう技もありますが、途中で落ちてくる心配もあるので、僕はやってません。和装なら着物の裾が固定できるから便利かもしれないですね。

どちらにしても腰ひもをほどく必要がありません。ちょっと着衣感があって最初はとまどいますが、慣れるものです。むしろパンツを降ろす動作に比べてその速さとラクさに驚くでしょう。

ふんどしはおススメできる素晴らしい下着です。ふんどしを推進するための組織もあるよ

最小限の要素で成り立ち、体にも優しいふんどし。なんで廃れちゃったのでしょう?現代においてはキワモノあつかいですが、使ってみれば、作ってみれば、その良さが分かります。

日本ふんどし協会のサイトには、やたら詳しいふんどしの解説もありますので是非見てください。ナイスふんどし!