表紙が外れそうで、ページも破れてしまうくらい読み込んだ、絵本。
簡単には処分できないですよね?直してもっと読んでもらいたいものです。メンディングテープで美しく、長持ちさせましょう!
破れてきた絵本。バラバラになる前に修理しよう
修理大好きのお坊さん、oxygentuki(@oxygentuki)でございます。
うちの末っ子4さい男子。
絵本や、図鑑をよく読んでいます。よしよし、いいことじゃないか!
でも、「お気に入り」の本ができてくるとそいつがヘビーローテーション状態になって、一気に本そのものが傷んでくるんですよね。
つたないページのめくり方や、本の扱いはこどもには悪気はないんですけど、本にとってはダメージになっちゃう。仕方ないことです。
この本もよく読まれています。もうすぐ表紙と中身が分離してしまう勢い。そうするともう読まれなくなっちゃう…もったいないことです!手遅れになる前にサクッと直しておきましょう!
本の修理にはメンディングテープを使う。セロテープじゃないよ!
紙モノの破れといえば、とりあえずセロテープで直すか…と思いがちなところですが、ちょっと待って!セロテープでの補修は本の世界では御法度。各地の図書館でも、セロテープでの修理はやめるよう(何もせず図書館に持ってきてね、とか)、呼びかけされています。
これはセロテープが経年劣化して、糊が悪影響するためです。よく貼りっぱなしのセロテープが黄ばんでパリパリになってるのを見かけませんか?こういうやつです。
なので!影響の少ない、「メンディングテープ」というのを使います。
半透明なのでちょっと見づらいですが、この本の一番上と真ん中あたりにメンディングテープで補強を入れています。これは数年前に別のテープで直した本ですが、このように全く変色やべたつきがありません。「メンディング(mending)」というのは「補修」という意味があるそうですから、メンディングテープは本や紙類の修理のためのテープ、なわけです。
美しく直す。「まっすぐ」「慌てず」にテープを張る
唐突ですができました!
いちおう、力のかかり方を考慮して貼りました。破れの谷間を埋めるだけじゃなくて、引っ張られる方向(左右方向)に長くテープを貼って補強をイメージしてあります。関節痛とかに使うテーピングを思い出しますね。
アスリートではないが関節痛にテーピングが効いた!ネット上に使い方もたくさん載ってます – 坊主生活
もうちょっとテープ長さを意識的に揃えたらもっと美しく仕上がったかも。
修理にはセリアのメンディングテープを使いました。
今回使用したのは、100均のセリアで発見したメンディングテープ。
材料はこの通り…石油由来合成系のものです。なるほど劣化しづらいのは納得です。セロテープは植物系だそうですから、劣化は仕方ないですね。逆に言えば環境負荷はセロテープのほうが軽いということでしょうか。
100均品質がどれほど耐久性を持ってるかわかんないですが、せっかく直したのに黄ばみやパリパリ!で泣かされることはないでしょう。
修理完了。これでまた気兼ねなく本が読めます
というわけで修復相成った絵本。子どもが大好きな本を真剣に!?見ている姿はとても微笑ましいですね。親子で一緒に読むのも楽しいひと時です。直した!っていうと子どもにも喜ばれますよ!
お気に入りの本が長く読めるように、早めの補修をメンディングテープでやっときましょう!1冊程度じゃまだまだ残るし、ほかの本もね。