接着できない軟質プラスチックをはんだごてで溶接してくっつける

 

接着剤が効かない軟質プラスチックを接着するのに…溶接してみました!
はんだごてがあればできます!

軟質プラスチックを接着できない

どうも、育児休業真っ只中、家事の合間に色々修理をやってます、 oxygentuki (@oxygentuki)です。
今回修理したのは、プラスチック製のクリップボード。表紙が付いていて紙が傷まないから便利なんですよねー。

これが壊れた、と言っても割れたんじゃなくって写真の通り、

すっぽりと表紙が外れてしまいまして。

以前外れた時には強力な G 17ボンドを使ってみたんですけども、弾力があってつきにくい素材だからか?あっさり外れてしまいました。
接着でもダメ、ネジ止めでももちろんダメだから、こうなったらアレしかないです。溶接するです。

ハンダゴテでプラスチックを溶接する

何を使って溶接するか?まさか火花バチバチ飛ばすヤツではありますまいよ。
出してきたのはハンダゴテ。熱でハンダを溶かし、電子部品をくっつけるアレです。

とりあえずコンセントに入れて温める。その間に表紙を元通り組み立てます。

どこかが割れてるわけじゃないんで、差し込んで元どおり。見た目はね。
それでは溶接を開始します。と言いましても、難しいことはしない。いやできません。

表からおもむろにコテの先っちょを刺します。

表紙の裏まで貫通しました。穴の中でプラ同士が溶け合ってくっつく、ってわけです。

ちょっとプラスチックの溶けた臭いがしてる。気分が悪くならないように煙の吸いすぎに気をつけましょう。
後はこれを等間隔でやっていけば、鉄骨のリベット留めみたく、見た目にもちょっと無骨に仕上がりそう?

最後に、穴の縁が盛り上がったところを、カッターナイフで削り取ります。そのままほっといてもええかな。

プラスチック同士が溶接で頑丈にくっつきました

というわけで完成です!等間隔で5箇所、打ってみました。
接着剤で止めた時は、引っ張ると取れそうな感じがアリアリとあったんですけども、これはちょっと引っ張ってみても、取れる気配はありません。

これでビクビクしながら使わなくても済みます!
これでヒンジが千切れるまで使えそうですね。裏表紙が取れたってもう無問題。

今回のことを応用してプラスチック製品の修理が効きそうです。色々チャレンジしていきたいと思います。