キレイになったフォークに、部品を取り付けていきます!スプリングピン打ちとスナップリングの扱いさえ乗り切れば楽勝!グリス塗りも思いっきりいきましょう!
部品を付ける順番に注意!元には戻れないよ!
さてパーツの取り付けです。フォークに部品を通していきます。 これには順番があります!特にスライドバルブピストンをスプリングピン打って固定したら戻れません!
- ダストシール
- スナップリング
- リングバックアップ
- フロントフォークガイド
- スライドバルブピストン
スライドバルブピストンの穴を合わせ、スプリングピンを打ち込んで止めます。まっすぐね! これが斜めって穴を壊したらと思うと、怖くてなかなか進みません。垂直に先っちょを少し叩きいれる、そこまでが最大の難関ですね! 最後打ち込み終わるときにスライドバルブピストンを叩かない様、気を付けましょう。
左右2本ともできたら、いよいよ取り付けです!
グリス塗りたくって差し込み。樹脂への攻撃性は大丈夫か?
新しいグリスを塗ります。グリスは一般機械用の「ウレアグリス」を使ってみました。 アフターパーツメーカーの油脂類の代わりに、一般機械用のものを使う人も多いようですね。
このウレアグリスは鉱油がベースなので、樹脂、ゴムに攻撃性のあるエステル系合成油でない。
熱安定性に優れた精製鉱油をベースとしたウレア系のグリースで、特に耐熱性、耐水性に優れています。●各種添加剤を有効に配合し、防錆効果、耐磨耗性、機械安定性、酸化安定性にも優れ、長期潤滑が可能です。●使用温度範囲:-20℃~+200℃
出典:Amazon商品紹介より
なるほど、大丈夫そうですね。 これを隙間に詰め込み詰め込み、100gチューブをほぼ使い切りました。次開けるのは20年後でしょうから!?
これを余計なところに触れないように、元のフォークチューブへ差し込みます。向きを合わせて…
てっぺんのボルトを軽く締めて、底のスナップリングを止める。プライヤーが吹っ飛びそうなのを抑えつつ… 無事にスナップリングが収まりました!底からリングを押してみてズレていないか確認。
ダストシールを力技ではめる
ダストシールは硬めのゴムの塊です。 これをぐいぐいとフォークチューブにはめるんですが、きつめに作ってあるので、細いマイナスドライバーでこじって広げながらはめていきます。潤滑剤までは必要ないですね。 これ冬場だったらゴムが硬くて大変だろうな… あとはタイヤ、車軸、ブレーキワイヤーを戻して完成!
がたつき皆無で一気にポンコツ感解消!
試乗してその滑らかさに感激しました。ダストシールが美しいですね!
細かい段差でガタゴトいうこともなくなったし、ブレーキ時にカクっとズレる感覚も無くなり、非常に精神衛生的によい状態になりました。 これでまた一つ持病解消。乗るのが楽しいバイクになってきましたよ!
今日の一品