阿弥陀仏から私たちに向けられている願いとは?しっかりと感じ取りたい… それにしても阿難さんのおかげでほんと私たち助けてもらえましたね…ってこれすらも阿弥陀仏の力…なのかッッ! ※これらの記事は現代語訳を読んだoxigentukiの所感に基づくものです。
1.仏になってほしい!と願われている私たち
- 浄土に往生して成仏(=覚者となる)してほしい…(往相回向)
- 成仏したら現世に還って、他の生きとし生けるものを救ってほしい(還相回向)
1番目の成仏してほしい願いの中に、真実の教、行、信、証がある。これについてここからお話が始まります。 2番目のお願いは一見、仏となった私たちの力で善を行う、という風にも思えるけど、阿弥陀仏がそういう願いをかけてくだすってるお陰なんだし、驕らないように気を付けないといけませんね(´・ω・`)。まあたぶん、そこまでお見通しでしょうけど。
2.その真実の教は「無量寿経(大経)」
阿弥陀仏から真実に目覚めた=成仏した者になってほしい、との願いをかけられている私たちへの「教」が「無量寿経」。阿弥陀さんが阿弥陀さんになったいきさつや、お釈迦さんの意気込みなどが書かれています。 お釈迦さんがこの世にお出ましになった本意が無量寿経に書かれているんだ!とわかるのは、いろんな経典に阿難さんとお釈迦さんの会話の様子が書かれていて、どれもに共通した表現…お釈迦さんの本意が語られるシーンがあるからです。 それと一緒に、阿難ナイス質問!とべた褒めになるシーンがあるんですが…僕はここが好きです。
阿難よ、そなたはすぐれた徳があり、聡明でよい心をそなえ、あらかじめ仏のおこころを知って忘れず、いつも仏のそばに仕えているのであるー平等覚経 顕浄土真実教行証文類(現代語版)より
僕ならかえって自己嫌悪になりそうなくらいおほめに預かっておられる阿難さん。でもまあ阿難さんが聞いてくれなかったら僕らも聞かせてもらうチャンスがなかったってことですから、ほんとよかった。 しかしこの阿難さんのすごさも実は阿弥陀仏の願いの力によるもの…と思うと、どこまでも遠いところからやってきてるんだなぁとロマンチックになります。
今日の一品
これを読んでいます。鎌倉当時からこんな丁寧な説明文というのも驚きです。