まず前々日、ご門徒の親戚が亡くなったと連絡をもらいました。
ちょうど僕の誕生日が告別式の日になりました。
そしてさらに、子どもたちが次々に嘔吐と下痢にかかりました。
お腹の風邪か、細菌性の胃腸炎か。
嘔吐物や便で汚れた服、シーツの洗濯、夜中のトイレに連れて行く、着替え、風呂に入れるのに追われました。
そんなことで、誕生日は何をするわけでもなく、過ぎてしまいました。
僕がこうしてまた1年の年齢を重ねる一方で、この世を去る人がある。
子どもたちは病気で苦しみ、嫁さん、母も世話に疲れた。
「あなたは誕生日で浮かれているようだけど、身の回りに起こっていることをどう受け止めますか」
と、仏さんから問われているような気がしました。
誕生日なのにツイてない…と身勝手な「縁起の良し悪し」がチラッと頭に浮かんでしまいます。
でもそうじゃない。
これが自然なことなんだ。どうにも出来ないということを受け入れて、その中で生き抜く。
”どうにもならないことなんて、どうにでもなっていいこと”
THE BLUE HEARTS 少年の詩
どうにでもなっていいことの中で、生きることを楽しみたいと思います。