原付だと非力なパワーを絞り出して走るイメージがありますが、思うところあってアクセルを緩めて走ってみました。するといろいろと気づきました。
アクセル７０％開度で走ってますがなんだか疲れます
モンキーで通勤するときは、ちょっと興奮状態で走っている（時間に余裕がないともいう）のでスロットル（アクセル）７割くらい開けて走ってます。
そうすると当然、スピードも出て、そうすると当然、車体が不安定になっていくので緊張もします。モンキーは小っちゃくて軽いですからねー。
そうするとまあ、原付で走るのにも疲れてくるんです。バイクの運転以外にも、普段の疲れや嫌なことがそれに乗っかってきて、気分が重くなります。
ゆっくり走る人を見て、ふと気づいた。「飛ばしたってそんなに意味ないんでは？」
ある日、通勤途中でゆっくり走っている原付に追いつきました。
「大きい道なんだからもっとスピードも出せるのに…」と思いながら、追い越しをしたんですけど、その先々で追いつかれるんです。
アクセル７割ひねって走ってるんだけども、交差点で停止してたり、すれ違い待ちしてると、追いつかれる。
肩肘張ってスピードを出しても、あんまり意味がないんじゃないの？僕ってそんなに速くないような？
そう気が付いたので、少し、アクセルの右手を緩めてみました。すると…
アクセルを緩めると急に快適になった
視界が広くなりました。
スピードが出ていると、常に先、先…遠くのほうへ視線を向けるので視野が狭いです。スピードが落ちて、手前の方が見えるようになりました。世界が広まった感じ！景色がゆっくり流れる感覚。
エンジン回転数が落ちて、静かになりました。
制限速度３０ｋｍあたりにスピードが落ち着き、その分エンジン負荷が軽くなって静かになりました。静かになると気分も落ち着きます。
車体が安定しました
この速度で走ることを前提にしたつくりなのでしょう。ふっとびそうなのを抑えつつ走る、なんて気遣いも不要。
いままで結構無理して走ってたんだな…
なんだか快適になっちゃったよ！
気づきを与えられたことに感謝
僕に面と向かって「ゆっくり走ることの良さ」を説いてもらったわけではありません.。むしろ無言で僕のほうは見向きもされませんでしたが、前を走っていた人が居てくれてありがたいなぁという気持ちになりました。
「気づけよ」と僕を呼んでいる気づきポイントが世の中にはたくさんあると思います。けどそれに気づくのは難中の難。見つけたらこうして一つ一つ丁寧に感じ取りたいと思いました。
